伝統工芸はじめました?
タナゴ釣りの師匠から、いなり町にある和竿の東作に
色々面白い物あるよと言われ
先月、ニット男子部の会合の帰りに近くに行く機会が
あったので寄ってみました
実際行ってみると、いわゆる上○屋の様な大店舗では無く
町の駄菓子屋さんを小さくしたような小さな店で
一瞬入るのをためらうような感じの店構えでしたが
そこはあまり気にしない私なので(゚∀゚)
「こんにちわ〜」と元気よく入店(嘘)
中は数人入ればいっぱいになってしまうような狭い空間
奥には駄菓子屋のお婆ちゃんならぬ熟練の職人さんの雰囲気を醸し出す
主人がいらっしゃいました
(後から聞いた話ではその方は竿を作っている職人さんでは無いようです)
特に買う物も無く冷やかしに行っただけなのですが
店の片隅にちょっと興味をそそる品を発見!
それは!
高級針外し(特価品330円!)
何となく職人がこだわりを持って作ったような
雰囲気を出しているこの品
即決で買っちゃいました
(悩むほどの金額じゃないだろって?・・・( ゚д゚ ))
うちに帰り値札を剥がすと・・・
あれ?ニスも剥がれて地が出てきた・・・・・(゚Д゚)
特価品だからね・・・
職人のこだわりの品は撤回、こりゃおまけで作ったな
ならば自分で塗り直してしまえと
だけど今持っている塗料は革用の染料だけ
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まあやってみるかと、まずはニスを全部剥がし
テープで簡単にとれてしまいました!
軽く紙やすりをかけ、ついでに紐を通す穴が無かったので
穴を開け、革紐を通しました
染料は好みの色が出るまで何度か乾かし塗り重ね仕上げました
そして出来たのがこれ
でも一つだけ難点がありました
実際使ってみると、なんだか手に染料が・・・
そう、革用染料なのですぐに落ちてしまうのでした
こりゃやり直しだなと
ウレタン塗料なんかで塗れば手軽なんですが
せっかくだから、うるしで塗ってみるかと
釣具店で買ってきたのがサンコー商会から出している
高級うるし!
本漆ではありませんが、手軽に使えるので良いです
中学生の頃(四半世紀以上前)にヘラ釣りに夢中になっていた頃
自作の浮きを塗装するのに使っていました
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今回は焦げ茶と金、朱を使って塗ります
まず一塗り目は焦げ茶で地を塗り1日乾かします
そして2日目、焦げ茶を塗り重ね
その上に金に付属で付いていた金粉をまぶしさらに乾燥1日
3日目も同じく焦げ茶を重ね塗りし金粉をまぶします
金粉塗った後に焦げ茶塗り重ねたって意味ないだろって?
まあその辺りは気にしないでください(´Д`)・・・
最後に金粉まぶす為の練習みたいなものなんで
こんな感じになってます
そして4回ほど塗り重ね
最後に金粉を細かくちりばめて概ね完成
最後に頭とお尻の部分を朱で塗りました
これは全体が茶色だと釣り場で落としたときに探しずらそうだな
と目立つ朱を入れてあります
朱も数度塗り重ね最後に紐を通せば完成
これなら特価330円ではなく1500円位になるんじゃΨ(`∀´)Ψケケケ
よっしゃ!これ仕入れてきて塗り直して・・・売りません(゚∀゚)
これはあくまで趣味なのでSakuraCreativeFactoryでの販売予定は
ありませんたぶん(・´з`・)
後日、師匠から「塗る前の針外し作るよ」と・・・
それって塗れって事か!( ゚д゚)ハッ!